書店キャラ登場ついでにお気に入り書籍の紹介。第二弾は
ファイブスター物語。
機動戦士Zガンダム、重戦機エルガイムのメカニックデザインを担当した。
日本を代表するメカニックデザイナー永野護の手によって書かれた。サイエンスファンタジー漫画(作者は御伽噺と呼んでいる)
科学文明が行き着いて、緩やかに衰退している世界を描いた作品。
作品の最大の特徴である巨大ロボット、モーターヘッドとそれを駆る騎士とパートナーの人工生命ファティマ。
この時代の決戦兵器たる彼らの活躍を書いた。長大な歴史絵巻。

驚異的な遅筆で知られていて、連載20年以上になるが物語は終わる気配すらない。(話の中盤程度)
その原因はデザインそしてイラストに驚異的に手間が掛かっており。単行本の表紙などは製作に一月以上掛かることも
珍しくないそうだ。
キャラクターのデザインも主要キャラによっては年単位の時間がかかっていたり、メカのデザインもたびたび変更される。

しかしまるで漫画を芸術品の位置にまで高めようとするような、作者のこだわりは物語の細部まで及んでおり。
少年漫画などの一般の漫画が安っぽく見えるほど、重厚な漫画になっている。
そのため常に新しいファンを獲得して、古いファンの心もしっかり掴んでいる。
もう30近い私が、小学生の時からファンなのだ。といえば少しは伝わるだろうか?

クセの強い作品であるが、面白さは折り紙つきだ。
興味があったらぜひ手にとって欲しい。

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