書店員キャラ登場のついでにお気に入り図書を紹介しよう。第三弾。
2010年、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の大賞受賞作品
思わず寒気がする残酷描写と哲学的かつドラマティックな作風を特徴とする漫画家
岩明均の歴史漫画ヒストリエ

紀元前4世紀のギリシアやマケドニア王国・アケメネス朝ペルシアを舞台に、古代オリエント世界を描いた作品。
歴史上実在の人物。アレキサンダー大王の秘書官。エウメネスの活躍を描いた歴史絵巻。
波乱に満ちた彼の生涯を、緻密な取材と歴史考証にもとづいて書き上げた傑作漫画。

岩明氏の代表作寄生獣(完全版)においても遺憾なく描写された残酷描写。それを支える。緻密な絵柄は本作でも健在。
作者がデビュー前から温めていた企画とあって、思い入れも強いのだろう。作画、ストーリー共に実に手間隙掛かっている。
そのため連載7年目において6冊しか単行本が出ないなど、やや遅筆な状態にある。

現在、物語りの前半部分である。第一部(小、青年時代)が完結。物語はアレクサンダー大王の父、フィリッポスの元につき
マケドニアの書記官見習いとして活躍を始めた時代(第二部)に移っている。
第一部だけでも素晴らしい出来合いの漫画であり、ちょっとの残酷描写なら平気という人はぜひ読んでみてほしい。
とはいえ、少年誌風の作風とは程遠い漫画ではあるので、読む人を少し選ぶかもしれない。

ちなみに氏の漫画とアニメけい〇ん!の異色のコラボ4コマ(異色過ぎる!!(笑))
ネコ鍋というくだらない漫画を私は描いたことがあったりする。
今見るとかなり下手糞なのだが……まあ気が向いたらこちらから見れます。


とにかく興味がわいたらぜひ手にとって欲しい。
ご購入は以下からどうぞ。


同人サークルぶるずあいのホームページへ

伝奇への誘いへ


inserted by FC2 system